詰将棋の創作はじめました
今年になって詰将棋の創作を始めました。
指将棋の方は20年くらい前に熱心にやっていて、丸山名人・藤井竜王のときの二段免状をもっています。当然、トレーニングのために実践的な詰将棋は毎日のように解いていました。また、怖いもの見たさで詰将棋の専門誌である「詰将棋パラダイス」も購読していました。
将棋の方も10年くらいにはやめていましたが、今年になって、書店でたまたま斎藤夏雄さんの『詰将棋の世界』という本を見かけて、自分でも作ってみたくなったのです(ちなみに、以前はチェス・プロブレムの創作をやっていて、国内外の雑誌にも掲載されているのですが、数年間休止していました)。
さっそく、柿木将棋と脊尾詰という検討用のソフトウェアをインストールして、まだ家に残っていた詰将棋の本を色々探し出して、どうにかこうにか余詰めのない作品を作れるようになっていきました。
できたものは、「スマホ詰パラ」というオンラインのサイトに投稿しました。解いて下さった方から色々コメントをいただけるのが楽しいですね。
それから少し自信がついてきて、いよいよあこがれの「詰将棋パラダイス」にも投稿してみました。こちらは、郵便で送るのが基本です。8月末だったと思います。そして、なんと10月号に以下の2つの作品が掲載されたのです!
どちらも掲載号に解答が掲載される「入門編」という位置づけです。
(1)は詰め上りが数字の「1」になるというあぶり出し曲詰。岡田敏さんというベテラン詰将棋作家の本であぶり出し曲詰を知り、いつか自分でも作ってみたいと思っていました。
(1)詰将棋パラダイス2022年10月号キッズ・ルーム
(2)は玉が縦方向に行ったり来たりするというエレベーター詰になっています。さらに、打歩詰回避も盛り込んでみました。
(2)詰将棋パラダイス2022年10月号ヤング・デ・詰将棋 解付きコーナー
「詰将棋パラダイス」11月号は、創刊800号記念ということで、掲載作品の手数を合計すると800手になるという「800手作品展」への募集がありましたので投稿したところ、採択していただきました。それが(3)ですが、易しい打歩詰回避となっています。詰め上りは「十字架」の形で縦横の交点に玉がいるというあぶり出し曲詰です。こちらも掲載号に解答が掲載される「入門編」となります。
(3)詰将棋パラダイス2022年11月号保育園(800手作品展)
「詰将棋パラダイス」12月号では「短編コンクール」として7手詰が募集されていたので応募しました。そして、見事抽選に受かって初掲載となりました! つまり、読者に解答と短評を募る正式の作品として認められたということです。ちなみに、掲載が100回に達すると「詰将棋パラダイス同人」として殿堂入りすることになります。さて、掲載された作品が(4)ですが、7手詰ということで「七」の字のあぶり出し曲詰を作ってみました。玉が5五の位置で詰みとなる都詰であり、また、詰め上りでは、もし合駒が金ならば、各種の駒が1つずつ使用される七色図式になります(残念ながら、合駒を限定できませんでした)。
まだ、簡単なものしかできませんが、掲載を励みに今後も頑張っていきたいと思います。
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