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2016年4月30日 (土)

ピアノでジャズ!(その3)

 先日に引き続きまして、リードシート(メロディとコード名のみの楽譜)からジャズ・ピアノを演奏する方法です。前回は、2音ヴォイシングという方法を説明しました。

 今回は、それを実際の曲に使ってみよう!ということで、定番中の定番であり、初心者向きとも言われる「枯葉」を例にしたいと思います。

 まず、ジャズの演奏形式ですが、大きな構造としては、イントロ+テーマ+アドリブ+テーマ+エンディングという流れで行うようです。イントロ、エンディングはピアニストが担当ないし、リードするので非常に重要ですが、今回は割愛します。

 それで、テーマとアドリブの部分ですが、ピアノ・トリオのようにピアノ中心の場合、ピアニストが曲のテーマを演奏します。それ以外では、フロント楽器、例えば、サックスがテーマを演奏します。それから、楽器ごとにアドリブを回していき、最後に再びテーマを演奏します。このとき、最初にテーマを演奏した人が再びテーマを弾くことが多いようです。

 それで、ピアノ以外がテーマを弾く場合、ピアニストはコンピング(要するにコードによる伴奏ですね)を行います。このコンピングをどう行うかが、今回の中心テーマになります。

 ピアニスト自身がアドリブする部分は、左手で前回説明した2音ヴォイシングを行い、右手でアドリブすればいいですね。

 それでは、さっそく「枯葉」を例題にやってみましょう。「枯葉」の基本となるコード進行は、次の通りです(Mはmajorの意味)。

 Cm7-F7-BbM7-EbM7-Am7(b5)-D7-Gm7-G7

 まずは、左手のヴォイシングですが、この曲の場合、2音ヴォイシングでもビバップ的なものが合う感じです。カッコ内の数字は指番号です。5-1なら左手の小指と親指ということです。

Cm7   ド  シb  (5ー1)
F7    ファ  ラ  (3-1)
BbM7  シb  ラ  (4-1)
EbM7  ミb  ソ   (3-1)
Am7(b5) ラ  ソ   (5-1)
D7    レ  ファ# (4-2)
Gm7   レ  シb  (4-1) あるいは ソ シb (3-2)
G7    レ  シ   (4-1) あるいは ソ シ  (3-1)

 それで、ピアノが他の楽器が演奏している間にコンピングするときは、どうすればいいでしょうか? その場合は、両手を使ってヴォイシングするのが普通です。それでは、どうやるかですが、例えば、左手で1度と5度、右手で3度と7度を押さえるというのが考えられます。

 でも、ここでは、なんちゃってでもいいから今すぐ弾きたい人(わたしもですが)が簡単にできる、覚えられる方法を使います。まず、左手は先ほどの2音ヴォイシングをそのまま使います。これで覚えることがずいぶん節約できました!

 次は右手です。なるべく左手で押さえていないコード構成音を、3度ないし2度間隔で2音押さえるようにします。そして、コード・チェンジする場合には、なるべく動かす指を少なくします。以下はその例です。

Cm7   ミb  ソ  (2ー4)
F7    ミb  ファ  (2-3)
BbM7  レ  ファ  (1-3)
EbM7  レ  ミb   (2-3)
Am7(b5) ド  ミb   (1-3)
D7    ド  レ   (1-2)
Gm7   レ  ファ  (2-4)
G7    レ  ソ   (2-5)

 それから、最後にバッキング(コードを弾くリズム)についてですが、ビル・エヴァンスのような感じで「タータッター」とバッキングするのがいいと思います。

 例えば、テーマの最初の部分は「ソラシミb」ですが、このミbの部分でまずCm7のコードを「ター」と鳴らします。そして、次の「ファソラレ」のフレーズの直前でCm7-F7と素早く「タッター」とコード・チェンジします。以下、すべて同じです。

 はい、これで「枯葉」の演奏ができますね。さっそくジャム・セッションに参加しましょう! と言いたいところですが、いやいや、こんななんちゃってジャズ・ピアノじゃ、とてもとても敷居が高くて行けませんよ。。。とわたしも思います^^;

 なので、家族や友人といった仲間内だけでひっそりとやりましょう。

 かといって、サックスやトランペットを吹く人が近くにいないとか、そういう人は学生時代に吹奏楽でならしただけあってメッチャうまいので、自分の力量では釣り合わない、ということもあるかもしれません(わたしですね!)。

 そこで、まずは1人でできるマイナスワン音源とのセッションです。ピアノ以外の楽器の演奏が入ったものです。前回紹介した本もそういう音源が提供されています。

 これの難点は、まず自分の力量に合わせたテンポに変えられないということです。次に、ピアノの近くにプレーヤーがないと使えません。また、演奏したい曲をスタートしたらいきなりカウントが始まって曲に入ってしまうという点です。「まだ心の準備が~」みたいことになりかねません。ということで、ある程度実力をつけてからの方が無難なようです。

 そこで、お勧めなのが電子キーボードです。これには色々なリズムを鳴らす機能があります。わたしはカシオのCTK-240というのを持っているのですが、リズムをSwingとかCool jazzなどに設定するとだいたい何の曲でも合います。はじめは♩=90くらいのゆっくり目のテンポにするといいと思います。電子キーボードがいいのは、リズムを鳴らし始めてから、いつでも自分の好きなタイミングで弾き始めることができることです。間違ったら、止めないでそのまままた演奏しなおせばいい。これはとてもいい練習相手になります。

 ただし、難点はドラムの音しかないことです。これにウォーキングベースとか、ベースラインが付けば、1人でピアノ・トリオの練習ができるのですが(もちろん、シーケンサーとかもっと高級な機器を導入すればできますね)。あと、他の楽器の演奏に合わせてのコンピングの練習ができないことも問題ですね。

 そこで、登場するのが、小学生時代に習ったリコーダー鍵盤ハーモニカ(ピアニカ)です。リコーダーをフルート、クラリネットの代わりに、鍵盤ハーモニカをサックス代わりに使います。家族や友人の誰かにテーマだけでも吹いてもらえば、コンピングの練習ができます。

 リコーダーは、ソプラノにせよアルトにせよ、結構難しいので、鍵盤ハーモニカが今一番のお気に入りです。音がリコーダーよりもサックスに近いですし、鍵盤で音を出せるので楽です。妻も少しピアノをやるので、交代でやっています。

 ということで、皆さんもお試しください。


 

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