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2016年2月 6日 (土)

ピアノでジャズ!

 またまたピアノの話です。

 前回ご説明したトレーニングは今も毎日続けています。ですが、わたしが本当にやりたいのは、やはりバッハのフーガと、そしてジャズ(ゴスペル)なのです。

 バッハについては近くもっと詳しいことを書きたいのですが、今日はジャズのことです。

 いまのわたしのピアノのレベルは、だいたい初中級(全音の楽譜でいえば、★★★くらい)だと思います。そういう初心者にとって、ジャズ・ピアノというのは非常に敷居が高いもの。

 とはいえ、最近は「やさしく弾ける」「これなら弾ける」「大人の」といった様々なジャズ・ピアノ教本が出ていて、わたしもいくつか持っています。これらの本は、比較的やさしいところから少しずつジャズの理論も織り交ぜつつ、最後の辺りは結構難しくなってしまいます。

 何より不満なのは、同じレベルで違う曲を練習したいのにできない、というところだと思います。つまり、1冊の中での曲のレベルの変化が急すぎるということです。あきっぽい性格のわたしは、同じ曲をしばらく練習したら、次の曲をやりたくなるのですが、上記のような本ではそれが難しいわけです。

 それで色々と探してみると、ちゃんとそういう要望に応える楽譜があります。それは、キャサリン・ロリンさんの『ジャズ!ジャズ!ジャズ!』『ジャズ・キャット』です。それぞれの曲は、ある特定のジャズのフレーズ1つを基本形にしてそれを繰り返しているので、だいたいどの曲もブルグミュラーをやっている人なら初見でも弾けそうなくらいです。そして、どの曲も聞いた人が誰でも「わあ、ジャズだ!」とすぐわかる、楽しい曲集です。

 とはいえ、左右の手の独立をしっかりと求めてきます。『ジャズ!ジャズ!ジャズ!』の最初の2曲はとても簡単ですが、3曲目の「ぬき足さし足しのび足」から少し難しくなります。左手はウォーキングベースで、音階を43212121という指使いで弾きつつ、右手は三和音を左手の2拍目ごとに鳴らします。これが簡単そうで、ちょっと難しいです。

 まず、左手は指が行ったり来たり前後しつつ、右手は裏拍で鳴らすので、右手のタイミングに気を取られていると左手がもつれますし、左手に気を取られていると右手のタイミングを外します。

(これよりずっと難しいですが、ショパンの「24の前奏曲」第3番も、こんな感じですね)

 なので、左右の手が独立して動くように、片手ずつしっかり練習して、特に左手は自動的に動くくらいにしないといけませんね。

 そんな感じで、譜面上はブルグミュラーよりやさしいくらいだと思いますが、実際の演奏ではブルグミュラーを終えた人でも難しいと感じる部分もあると思います。それはちょうど、ブルグミュラーを終えた人でも『プレ・インヴェンション』のようなポリフォニーは苦手という場合と似ていると思います。

 これらの楽譜と同程度(か、それより易しいレベル)の難易度のものとしては、グレンダ・オースティンさんの『ギロックとグレンダのやさしいピアノ曲集 もっとリズムを楽しもう!』があります。これは、最初の6曲以降は、ギロックの中級レベルのジャズ曲集『ジャズスタイル・ピアノ曲集』をやさしく編曲したものになっています。これをマスターした後に、ギロックのオリジナルにアタックするという楽しみがありますね。

 マーサー・ミアーさんの『ピアノジャズ・タイム』は、初級レベルから中級の上くらいまでを対象として、段階的にレベルアップしていく全5巻のジャズ曲集のうち、最初の3巻を1冊にした日本版です。これも、上記の楽譜と同様に、レベルが急に変化することがないので、たっぷりとジャズを楽しむことができます。ただし、後半は上記の楽譜よりも若干レベルが上がります。原著では模範演奏CDが付いた版があり、各巻1200円くらいですので、そちらでそろえるのもありかと思います。

 さて、これらの楽譜で、初級レベルからジャズ・ピアノを楽しむことができますが、人によっては少し不満に思う点もあると思います。

 第1に、これらはどれもオリジナルの曲だということです。どの曲もジャズ・テイスト満載なのですが、やはりみんながよく知っているスタンダード・ナンバーを弾きたいという人には向いていません。

 第2に、これらの楽譜には、使っているコードとかコードの構成音といった理論がまったく説明されていないので、これらの曲集をマスターしても、他に応用できないかもしれない、という点です。

 それで、将来スタンダード・ナンバーをリード・シート(メロディとコードのみの楽譜)で弾けるようになりたい人は(わたしもです)、他の教本を探す必要があります。

 よい本は色々ありますが、今のところ一番良さそうなものを2つ挙げておきます。中島久恵さんの『ジャズピアノテクニカルメソッド ジャズの練習』と、野呂芳文さんの『ジャズピアノの練習法を教えます』です。わたしもいまこれで練習しています。

 実は、両方とも内容的にはほぼ同じです。中島久恵さんの方が練習曲の数が多い点と、野呂芳文さんの方には(後半の部分の)模範演奏CDが付いている点が違います。

 はじめにウォームアップも兼ねた指練習のための練習曲があります。ハノンを思い浮かべてもらえばよいでしょう。ただし、長調(ないし)単調の全12調を練習します。1,2小節ごとに調が変わっていきます。この辺り、ピシュナ(リトル・ピシュナ)と似ています。

 次に、基本コード(三和音、四和音)のスケール、カデンツ、アルペジオの練習です。やはり、長調(ないし)単調の全12調を練習します。

 以下、テンション・コードとか、ジャズ特有のコードや旋法(モード)の音階などの練習、そして、コード進行の組み立てやアドリブのための練習と続きます。

 これらのことは、もちろんジャズの理論書にも書いていることなのですが、これらの楽譜では解説は必要最低限で、基本は指で弾いて覚えるという姿勢になっています。中島久恵さんも書いていますが、弾いているだけでジャズ・ピアノがマスターできる、そんな気分にさせてくれる本です。どちらもお勧めです。

 おそらく、この次の段階としては、アドリブ・フレーズ集などで、さらに高度なテクニックをマスターしていけば、リード・シートから自由自在に演奏できそうですね!


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わたしの掌編・ショートショート作品は以下からご覧ください。

http://p.booklog.jp/users/tosh8 

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